PACS・HIS・RIS
PACS
画像保存通信システム(Picture Archiving and Communication Systems) の略称で、各種検査機器(モダリティ)から画像データを受信、データベースへ保存し、端末に表示するシステムのことです。 その中でも中核的な役割を果たすのが、一般的にDICOMサーバと呼ばれる画像サーバで、DICOM送信機能を持つ検査機器から送信された画像データを受信し、データベースに保存します。 DICOMサーバに保存された画像は、DICOM画像ビューアなどのクライアントのリクエストによって、表示端末に転送されます。
医療業務および医用画像データの性質上、システム動作の安定性、画像データ保存の安全性・真正性がPACSの重要なポイントとなります。 PACSに保存された画像データの総容量は数十TB(テラバイト)に達すこともあり、システム構成の柔軟性や拡張性も非常に重要なことです。
HIS
病院情報システム(Hospital Information Systems) の略称で、病院内の各種情報システムの総称で、一般に、以下のような広範囲なシステムを含むと考えられます。
- 自動受付システム
- 電子カルテシステム
- 入退院管理システム
- 医事会計システム
- 薬局管理システム
- 診療予約システム
RIS
放射線科情報システム(Radiology Information Systems) の略称です。 主に放射線機器による検査と、治療の予約から検査結果までの管理を行うシステムのことです。 患者情報や予約情報、検査情報などの内容をHISから取得するのが一般的です。 また、超音波、内視鏡、眼底などの非放射線機器による検査と治療も、RISによって一元管理することが可能です。 通常、DICOM仕様のワークリストサーバ(ワークリストの説明へ) が中心的な役割を果たしています。
製品情報: 総合DICOM開発キット PowerDICOM
RIS/PACSを含め、各種サーバシステム・コンバータ・ビューアから医療機器の内蔵プログラムまで、あらゆるDICOMアプリケーションが開発可能な、高性能、高パフォーマンス、セキュリティ通信を実現した業界最先端の開発キットです。 少メモリのPC装置で大容量DICOM画像の高速転送が可能です。
製品情報: 高機能DICOM画像処理ソフト開発キット ImageClarity
マルチフレーム、JPEG2000、JPEG Lossless、RLE圧縮、16ビットパレットカラーなど、あらゆるDICOM画像のロード・表示およびサイズ変更、画像の合成などの各種画像処理、MPR表示、アノテーション開発、TWAINサポートを実現する高速、高機能な開発キットです。 「DICOM読込保証」が付いています。 PowerDICOMのオプション製品です。
医療機関向けシステム製品
医事会計システムなどの患者情報管理システムと連携できるワークリストサーバから、高性能本格的なDICOM画像サーバを中心とし、超多忙な診察業務に十分に耐えられるように設計された高速画像ビューアまで、病院ごとにカスタマイズを行い、お客様の立場から予算に合せて総合的に医用画像システムを提案し、安心してお付き合い頂けます。
医用画像製品をオリジナルに開発している会社であるからこそできることです。