適合宣言・ウィンドウレベル
適合宣言
英語Conformance Statementの訳語です。 DICOM仕様に準拠したDICOMアプリケーションであれば、製品ごとにこの適合宣言という文書を提出する義務があります。 適合宣言の文書形式はDICOM仕様によって決められています。 現状では、色々な理由により、英語で書いてあるものも多いです。 適合宣言を作成するには、高度なDICOM知識および英語力が必要となります。 しかし、重複している内容が多く、実製品と一致しないなどの問題点も多く、適合宣言の実用性を疑問視する声もあります。
ウィンドウレベル
英語Window levelの訳語です。 モダリティによって生成された画像データは、そのまま表示装置で表示しますと、必ずしも最適な表示状態になるとは限りません。 そこでいろんな変換方法を利用して、オリジナル画像データを表示装置や観察したい内容にあわせた画像データに変換してから表示することが必要です。 その中、一番実現しやすいのは、リニア(数学上線形という)変換であり、通常ウィンドウレベル変換といいます。リニア変換に必要な2つの係数(勾配および切片)は、ウィンドウ中心とウィンドウ幅という2つのよりわかりやすい表現で決定されています。 ウィンドウレベル変換によって、たとえばCT画像の肺野条件または縦隔条件での表示が実現できます。