DICOMDIR・モダリティ・ワークリスト・MWM・MPPS
DICOMDIR
DICOM画像データをCD/DVDやMOなどの媒体に保存する場合に、画像ファイルを統一に管理するための索引ファイルのようなデータベースファイルのことです。 DICOMDIRは決まったファイル名です。 画像ファイルのサムネイル画像をDICOMDIRに入れることもあります。 DICOMDIRファイルのフォーマットは、通常のDICOMファイルと同じですが、タグの内容より1つのツリー構造体が存在し、DICOMDIRを扱うアプリケーションがこのツリー構造体を管理し維持しなければなりません。
モダリティ
英語Modalityの訳語です。 本来なら、医療機器の分類や様式という意味ですが、一般に医療機器の代名詞になっている現状です。 医療現場ではCT, MR, CR, DR, XA, US, ESなどのモダリティがよく見られます。
ワークリスト(MWM)
英語Worklistのことで、「予定の仕事」という意味です。 一般にDICOM仕様上のMWMのことを指します。 MWMは、モダリティワークリスト管理(Modality Worklist Management) の略称で、検査を行う前に、モダリティからRISに問い合わせを行い、ワークリストを取得する操作を管理するDICOM仕様のことです。
MPPS
モダリティ実施済手続きステップ(Modality Performed Procedure Step) の略称です。 少しわかり難いかもしれませんが、要はモダリティによる検査の実施状況をRISに伝える仕様のことです。 検査の開始および実施中は進行中(IN PROGRESS)という状態となり、実施完了時に、完成(COMPLETED)または中止(DISCONTINUED)という状態がRISに伝わります。 それ以外に、放射線量情報や請求情報および材料使用情報などが含まれることがあります。
製品情報: 総合DICOM開発キット PowerDICOM
RIS/PACSを含め、各種サーバシステム・コンバータ・ビューアから医療機器の内蔵プログラムまで、あらゆるDICOMアプリケーションが開発可能な、高性能、高パフォーマンス、セキュリティ通信を実現した業界最先端の開発キットです。 少メモリのPC装置で大容量DICOM画像の高速転送が可能です。
製品情報: 各種データソースに対応したDICOM MWMサーバ PowerWSCP
DICOM画像データを生成するには最低限患者属性情報の入力が必要です。 手入力の代わりに各種システムから取得することができます。
当社のワークリストサーバは、各種システムとの接続を行っており、モダリティとのMWM接続を保証しています。 また、磁気診察カード、IC受付カード、2次元バーコードなどによる運用も可能です。 ワークリストサーバのことでしたら、ぜひ一度当社までお問い合わせください。