画像ファイルの読込みと保存
- 各種画像ファイルの読込みおよび保存(下表参照)
- JPEG Lossy/ Losslessのサポート(スレッドセーフ)
- JPEG 2000のサポート(スレッドセーフ)
- 8g, 8i, 16g, 24ビット画像データのサポート
- 符号付き16ビット画像データのサポート
- Planar画像データのサポート
- YBR FULL画像データのサポート
- 16i画像データのサポート
- 8i, 24ビットDICOM RLE圧縮のサポート
- 16i画像データの高位ビットに含まれるオーバーレイ情報の取得
- オーバーレイ情報の取得
- 各種読込みおよび保存モード(ファイル名/メモリ/ファイルハンドル)
- フレームロードコールバック
- Windowsクリップボードへの画像コピー
- 画像の新規作成および画像の複製
- DIBからの画像作成
- クリップボードからの画像作成
- 各種LUT(Modality/VOI/Softcopy/Presentation)のサポート
- 外部プレゼンテーションファイルのサポート
- 複数ウィンドウレベル設定のサポート
- アルファチャネルの追加
- リージョンによるROIのアルファチャネルへの追加
- ヒストグラムの抽出(画像全体・アルファチャネルマスク)
- DICOMシリーズ画像ファイルの一括ロード
- メモリ上DICOM画像データのロード
- リモートDICOM画像データのロード
- シリーズ画像の任意位置のCoronalおよびSagittal断面画像の取得
- シリーズ画像のRaySum画像の作成
- スキャンラインの取得
- TWAINインターフェースによるデジタイザ、スキャナ、デジタルカメラからの画像入力(16gサポート可能)
- デフォルトTWAINデータソースの設定
- DICOMオーバーレイデータの書き込み
- スキャンラインの自動計算
- ビデオデータの読込
- URL指定によるDICOMファイルの読み込み
- DICOM
- ビット数
- 8g, 8i, 16g, 16i(読込後24ビットに変換), 24
- 光学解釈
- MONOCHROME1, MONOCHROME2, RGB, YBR FULL, PALETTE COLOR
- 圧縮形式
- JPEG Lossy, JPEG Lossless, JPEG 2000, DICOM RLE
- フレーム
- シングルフレーム、マルチフレーム
- ヘッダ
- Part 10 Meta、RAW(転送構文指定可能)
- ピクセル
- ピクセル、Planar
- JPEG
- 8g, 24, 12g(Lossy), 9〜16g(Lossless, 符号調整可能)
- JPEG2000
- 8g, 9〜16g(符号自動認識), 24, Part 1, Code Stream
- RAW
- 8g, 24, 16g(符号・バイト順指定可能)
- MFER
- (AHA圧縮データはサポート対象外)
- その他
- 各種GIF, BMP, ICO, WMF, EMF画像ファイルの読込み(読込後24ビットに変換)
- 数字は画像データのビット数で、「g」と「i」はそれぞれグレースケールとインデックスカラーの略称です。
VOI LUTの適用
Modality LUTの適用
Presentation LUTの適用
DICOMオーバーレイの表示
JPEG2000圧縮フォーマットについて
次世代画像圧縮フォーマットと呼ばれているJPEG2000圧縮フォーマットは、従来のJPEG圧縮フォーマットと比べて、高い圧縮率にも関わらず、人間の目で容認できる画質を保つことができます。
DICOM医用画像などでは可逆圧縮が必要とされています。 JPEG2000圧縮フォーマットを使用することで、現在一般的に使われているJPEG Lossless圧縮フォーマットよりも平均的に高い圧縮率を実現できます。
JPEG2000応用事例
ある病院の例では、従来約18万枚のCR画像をJPEG LosslessフォーマットでDVDに保存し、総容量が約450GBかかっていました。 これを、CDWorkshopを利用して、PowerDICOMとImageClarityで開発したDICOMサーバへ転送し、DICOMサーバのJPEG2000変換保存機能を利用して保存することで、総容量を約300GBに削減することに成功。 容量をおよそ1/3節約することができました。
- 読影端末からDICOM画像を取得する際に、指定する画像フォーマットに変換することが可能になっています。
TWAINインターフェースのサポートについて
TWAINインターフェースをサポートすることによって、各社のデジタイザや、スキャナによるフィルムの読取りアプリケーションの開発が可能となり、特に16ビットグレースケールスキャニングをサポートすることで、読み取った画像データのDICOMファイル化が簡単になります。
ImageClarityは、TWAIN仕様のすべてのスキャニングオプション(Capability)の取得と設定、およびすべての制御機能(Triplet)の呼び出しができることで、TWAIN仕様の標準機能以外に、各社独自のカスタマイズ機能を利用することも可能になります。
ImageClarityにはすでに有力メーカのカスタマイズ機能をサポートする専用APIが内蔵されています。